山の木〜寺泊 佐藤さんの山

良寛さんの故郷でもある寺泊町の山林を育てている
林業士の佐藤さんの山を見に行きました。

佐藤さんは山主から管理を任され、
農業の傍ら間伐や枝打ちなどの育林作業をしています。

50町歩(約50ha)の山林は、手入れが行き届き、
質の良い材木が採れそうです。
特に10m以上の木が多く、通し柱として使う材料になりそうです。

林道沿いの丸太

林道沿いに丸太が積んでありました。
これを森林組合にもっていくと、石4000円で引き取ってくれるそうです。


 

林道沿いの収材機

林道沿いに佐藤さんの駆る収材機がありました。
キャタピラの上に荷台があり、この上に木材を載せて谷を下るそうです。
切り出した丸太をワイヤーにかけ、ウインチで引っ張り出す作業をします。


 

林道から山に入る

林道脇の作業道から山へ入ります。


 

枝打ちで整備された林

ここが、佐藤さんの管理している山林で、 間伐や枝打ち行き届いていて明るい林となっています。
このあたりの木は、長岡に比べて太りも早く、背が高くなるのが特徴です。

切り倒した丸太もいい色になっています。


 

海に近い山へ移動

林道を移動し、海に近いの山林へと向かいます。

途中、80年生以上の大きな杉並木がありました。
これらの木は敷地の境界や林道の補強を兼ねているため、 なかなか切り出せないのは、もったいない話です。


 

すくすくと伸びた明るい林

見事に手入れが行き届いた明るい林が開けました。
このように、枝打ちや間伐により、陽の光が下に届くと、下層で雑草が生長し、豊かな土壌を形成します。

その土壌を栄養源として木はスクスクと育ちます。


 


 

佐藤さんからの手紙

後日、林業士の佐藤さんから手紙が届きました。
山の木に合わせた家づくりのサイクルの図が書き表されています。

3寸5分(105ミリ)角は屋根の「母屋(もや)」に使用するくらいです。
他の柱や横架材は4寸以上になるので、3.5寸はちょっと・・というところです。

いずれにせよ、山の木を活かしていかなければならないと、再認識したのでした。

 

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