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差し込んだ土台を基礎に設置した土台に差し込み、シャチ栓を叩き込んで、更にアンカーボルトで固定します。 こうして施工した大黒柱は、ガッチリと自立してしまいます。 |
通し柱は土台よりも1段低い位置から始まり、その横から土台が差し込まれる構造となっています。 昔の基礎は石の上に柱が建てられ、その脇から土台が刺さるという構造で、何百年と耐えてきたものです。 今回は、伝統的なサシ構造を再現しているので、通し柱2本をサシでつなぎ、一気に立てています。 |
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ここまでの構造材はほとんどが古民家材で、断面が反ったり、全体に曲がったりしています。 大黒柱とサシで囲まれた和室の部分を結び、ガッチリとした構造となります。 |
梁と柱を組み上げてから、起こして接続します |
お互いに斜めに加工した古材を組むと、色は違っても1本の材料の様になります。 このような伝統仕口を所々に使っています。 |
渡りあごで外部を収めると、外壁から構造材が突き出した形になり、雨仕舞が悪くなってしまう為です。
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1段下がった梁の上に根太(床の下地)が載って、桁と平らになるようにしています。
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更に、込栓を打って2重の固定をします。
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プレカット等ではカマ継ぎがポピュラーとなっていますが、こちらの継ぎ手のほうがしっかりします。
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柱のほぞは土台の内部を貫通して基礎まで達しています。 プレカットでは、土台の中間部分でほぞが終わっている為、土台に柱がめり込んで柱の際部分の床が下がったり、建具の動きが悪くなったりしますが、 長ほぞを採用すれば、そうした減少も軽減できます。
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このように、栓とくさびをがっちりと打ってお互いの木を圧縮してやれば、痩せてもしっかりと固定されています。 また、ゆるくなったら、再び打ってやればよい。 |
古民家の材料を組み合わせて、美しい構造体ができあがりました。 |
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