居間から玄関をのぞむ 地元の山から切り出したクサマキ(ヒバの地元呼称)の大黒柱を中心とした居間は、 地元産のスギフロアー(40o)を床に貼り、腰板もスギの羽目板で仕上ました。 腰より上は石膏ボードを貼り、お客さんが自分でシックイ壁を塗るとのことです。 |
スギフロアーを仕上る 加茂ウッドシステムのスギフロアー(40o)をオスモ床ワックスで磨き上げます。 オスモのワックスは半固形型で、ウエス(布)に染み込ませて、 板になじむように念入りにこすっていくと、自然と光沢が出てきます。 かなり力が要る作業なので、広い面を磨き上げるのには苦労しますが、 赤味が増し、適度に艶が出てくるので、スギにはちょうどよい仕上だと思います。
|
居間の南面 居間から南側の大きな窓越しに庭をながめられます。
窓の右側のスペースには、薪ストーブを置き、冬の暖を取る予定です。(煙突用の眼鏡石が見えます。) |
居間の天井 居間の天井は、古材の構造材を現わしにしてあります。 根太と天井材の上は直ぐ2階の床になっています。
天井は珪藻土入りの表具を貼り、褐色の構造材を引き立たせています。 |
台所 居間の隣にある台所は、勝手口から直ぐ外に出られるようになっています。 床板は大建のWPCフロアーで、キズが付きづらく、水周りに適した床材です。 |
ダイヤ・システムキッチン 流しは地元の流しメーカーである「ダイヤ」製で、全国的に知名度は低いものの、 元々が建具メーカーなので扉に関しては一流メーカーに引け劣らない仕上がりです。 フロアーコンテナやダウンウォール等の機能も充実しています。
同等の価格で1ランク上の品が提供できるし、
アフターメンテナンスにメーカーが直で対応してくれます。 |
2階子供部屋 子供部屋もスギフロアーが貼ってあります。 杉はやわらかく、断熱性にも優れているので、床板に適しています。 キズが付きやすいのが欠点ですが、子供にとっては、天然木というのは傷つきやすい素材であり、 大切にする心もめばえるのではないでしょうか? 多少のキズは濡れたタオルを当て、アイロンで熱すればもとにもどります。 2階も構造材の丸太を現わしにしています。 |
2階ホールの天井 古民家の丸太を組み合わせた小屋組みを現わしにしています。 この天井も珪藻土入りの表具が貼ってあり、白い天井と、褐色の構造材を対比させています。 |