崩壊した道路 現場へ上るふもとの道路が山崩れによって寸断されています。 舗装のアスファルトが割れてめくれ上がっています。 |
横ズレした道路 坂の途中で道路が1m以上横にスライドしています。 道路の側溝は直線だったので、側溝の差の分だけ移動したことがわかります。 この地盤に亀裂が入り、山全体が動いたようです。
|
倒れかかった建物 地面の亀裂の上に建っていた家が、傾いています。 地震で傾いたというよりも、地山自体が崩落したため、傾いているようです。 今年は長雨が続いた為、地盤が崩れやすくなっていたのも原因のひとつのようです。 |
寸断された仮設道路 7・13水害で現場へ通じる道路が寸断されたときの仮設の道路が、このたびの地震で再度寸断されてしまいました。 |
崩壊した道路 地崩れによって道路や周辺の土地が崩落していました。 もう、道路がどこにあったのかということすら分りません。 |
亀裂の入った道路 道路に亀裂が入り、いまにもずり落ちそうになっています。 余震や土砂崩れが懸念されます。
側溝には地下水がいきよいよく流れ始めていました。
|
崖沿いの建物 基礎の直下の地山が崩れ、危険な状態の建物です。 すでにこのあたりには避難勧告が出されています。 |
傾いた建物 この建物も地崩れの部分にあり、家全体が左に傾いています。 |
建築中のS邸 亀裂がわずか数十メートルのところで止まり、地山崩壊から難を逃れていました。 ほとんど無傷の状態です。
ポーチ柱の根がアンカーで止めていなかった為、揺れて衝撃を緩和したようです。
|
ポーチ ポーチ部分は全く損傷がありません。 左官屋さんがタイルを貼る予定でしたが、 貼らないうちに地震があったので良かったというところです。 おそらく、タイルに損傷があったことでしょう。 |
玄関 玄関の壁にヒビが入っていました。 石膏ボードの継ぎ手の部分の表具にヒビが入っています。 他の被災した建物でも同じようにヒビが入っていましたが、ここは被害が少ないようです |
居間 脚立が倒れています。 居間の壁の仕上は石膏ボードで、お客さんが珪藻土入りの壁材を塗る予定でしたが、 ボードを止めるビスはしっかりと止まっていて、ボードの継ぎ目は浮いていませんでした。 |
居間の天井 居間の天井は構造材が露出していて、損傷しているかどうかが直接確認できるのがいいところです。 木組みがしっかりしていて一分のスキも無く、込み栓やくさびが一つもゆるんでいない状態で、割れも入っていませんでした。 |
和室 和室に運んであったお客さんの荷物や道具が散乱しています。 確かに、大きな地震があったのが分ります。 |
台所 台所も殆ど無傷です。 システムキッチンの引出しが飛び出していた程度で、壁や天井の表具に異常はありませんでした。 街中の被災現場よりもいい状態です。 |
子供部屋 2階の子供部屋です。 全く異常はありません。 |
物入れ 立て掛けてあったベランダ手摺の材料が倒れています。 押し入れボードが傷ついているので貼り替える必要があります。 |
ホール 2階のホールです。 木組みが露出していますが、やはり異常はありません。 |
仕口部分 梁の仕口部分と込栓は損傷は無く、ゆるみもありません。 |
外部の様子 外壁にも全く異常は見当たりません。 通し柱に土台を差すことで、ガッチリと基礎に固定されていたようです。 通常、隅柱にホールダウン金物を付けますが、小国町ではホールダウン金物の所で基礎が割れてしまった所もあったそうです。 引き抜きにコンクリートが耐え切れなくなってしまえば、ホールダウン金物の意味がありません。 金物に頼ることで、かえって基礎を弱くしてしまっているのではないでしょうか? 現在の建築基準法では一箇所の壁がどれだけの荷重に耐えられるかという考えなのに対して、 伝統構法は建物全体の木組みで地震や大風等の横揺れに耐える「総持ち(そうもち)」の考えで、 個々の接続部分は込み栓やアンカーボルトで十分なのです。 日本の伝統文化と西洋の科学万能文化の差が出てきているような気がします。 地震により自信がつきました。 |